リワークに通い始めたばかりの方や、これから通所を検討している方にとって、「どんなふうに過ごせばいいの?」という疑問はつきないことと思います。
本記事では、ベスリのリワークに通う上で大切にしてほしい5つのポイントをご紹介します。
もちろん「どう過ごすか」ということは、状況によってそれぞれですので、ポイントを押さえながら主治医の先生やリワークの心理師と相談してお過ごしいただくことをおすすめします。
1. 「リワーク=仕事」と考えて通所しよう
リワークの語源が「Return to Work」である通り、リワークは仕事に戻るために、復職後の働き方をシミュレーションする場です。
週5日、決まった時間に通うことで、生活リズムや集中力を少しずつ整えていきます。
まずは週5日通所することが大切です。
初日は気持ちが高まっているので、リワークに来て積極的に講義に参加できても、翌日疲れがまったく取れなかったという声もよく聞きます。
「慣れるまでは週5日通うことを達成する」
ご自身の状態と向き合いうことがまずは仕事に戻るための第一歩になると思います。
2. 通所時間外は“勤務時間外”と同じ
リワーク期間中、「診察はリワークの時間に行ってもいいですか?」という質問をよく頂きます。
こちらの質問に対しては、「職場復帰した後、勤務時間外に行うことはできればリワークの時間外に行ってください」とお伝えしています。
復職後は、通院や家事、買い物などは勤務時間外に行うことになります。
休職中に日中にやっていたことを復職後は業務後にやると、一つ復職後の負荷が増えることになってしまいます。
リワーク中も同じように、通所時間外にそれらを済ませる習慣をつけておくと、復職後の生活にスムーズに移行できます。
3. リワーク以外の時間はしっかり休む
「早く復職したいから再発防止策を夜遅くまで作成して完成しました!」というのもよくある落とし穴。
それ、時間外労働と同じです。
休職前を振り返ってみると、時間外労働が長時間になり、体調を崩し始めたということはありませんでしょうか。
リワークを仕事と考えると家で再発防止策の作成をすることは残業と同じこととなります。
リワークの時間内に集中して取り組み、それ以外の時間は“休む”ことに専念しましょう。
※ベスリのリワークでは参加期間中に休職要因の振り返りと再発防止のために「再発防止策」の作成を各自行っていただきます。
詳しい内容は記事にもなっておりますので気になった方はぜひこちらもご覧ください
4. メリハリのあるスケジュールを意識しよう
ベスリのリワークは、基本的にカレンダー通りの運営です。
土日祝日はお休みで、平日は通所日。
週末に平日の疲れを解消できるようにする。
リワーク中、しっかりとメリハリをつけて過ごすことで、復職後の疲れもリカバリーしやすくなるでしょう。
5. 「今の自分」と「復職後の自分」をつなぐ時間に
リワークは、ただ通うだけの場所ではありません。
最初にお伝えした通り、リワークは、復職に向けた“準備運動”のようなものです。
そして、今の自分の状態を見つめ直しながら、復職後の自分をイメージする時間でもあります。
焦らず、自分のペースで一歩ずつ進んでいきましょう。
ベスリのリワークで、あなたの「再スタート」を一緒にサポートします。