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復職体験記

【復職体験記】みんなでがんばることを知りました

外資系企業20年以上のキャリアを積み、日系企業に転職。
働き方の変化とプライベートのイベントが重なり、自身のパフォーマンスを発揮できず悩み、リカバリーの為にがむしゃらに頑張り続けた結果休職。ベスリのリワークを利用して復職されたBさんにお話を伺いました。

みんなでがんばることを知りました

「リワーク」という見知らぬ世界へ

私は2回休職をしています。

プライベートのイベントで突発的に休まないといけないことが続き、休んだ分をリカバリーしようと土日も含め頑張っていましたが、限界が来てしまい1回目の休職となりました。1回目の休職時は1ヶ月休みをもらい、体調が回復したのでそのまま復職をしました。復職後は普通に働けていたのですが、1回目の休職時と同じく突発的に休まないといけない状況に直面したことで再休職になってしまいました。

そんなときに、産業医に「リワークというものがあるから行ってみたら?」と紹介をしてもらいました。

正直まったく知らない世界だったので、最初は福祉サービスを自分が受けるのか?とも思いましたが、ベスリのリワークのホームページなどを見て、こんな世界があるのかという興味関心と、どうせならやってみよう!という思いから参加することに決めました。

リワークではたくさんの気づきをもらいました

リワーク経験はとにかくすべてが新鮮でした。
参加している人たちは年齢も上から下まで、業種も様々で、本当にいろんな人が集まっていました。そんないろんな年代、業種の方の考え方を知れたことや意見を共有できたことは、自分にとって重要な時間でした。

年齢や役職が上になってくると、職場では自分の資料を指摘してもらうことは少なくなってしまうんですよね。ですが、リワークでは作成した再発防止策などについて、若い人達もどんどんディスカッションして、忌憚なく意見を言ってくれるので、非常に役に立ちました。人の意見をきくことは改めて重要だと思いました。

みんなでがんばる

リワークの中でも一番の学びは「みんなでがんばればいい」ということに気づけたことです。

きっかけは「認知行動療法」の講義です。
認知行動療法なんて言葉は聞いたことがなかったのですが、自分の考え方を再認識するためにすごく大切な講義でした。

それまでの自分は、個人でパフォーマンスを出し続けなければいけない、と思い続けていましたが、講義や周りの人の意見をきくことで、自分が一人で抱えすぎていたことにようやく気づきました。

講義以外にも紹介してもらった本を読んだりして、自分の働き方について考える非常に重要な時間でした。 今までの自分の人生でこんなにも長く「働き方」について考えたことがなかったですからね。

他人を頼ることができるようになった

リワークに参加する前は120%で復職することを目標としていましたが、リワークに参加して最初は50%くらいから緩やかにスタートすることにしたので無理なく戻ることができました。

また、再発防止策をしっかり資料として作って戻ったので、実際に対策が必要な状況になったら「これをすればいい」という安心感がありました。

実際に復職してからも、コーピングなどの対策を続けたことで、以前あった睡眠の乱れなどもなくなりました。

他人を頼ることができるようになったことも大きい。

これまで頼らなかったのかといわれるかもしれないですが、リワークに通う前は「自分のことは自分でやらないとダメだ!」という思いがとても強かったです。

しかし、チームで仕事をしているんだということにようやく気が付いたことで気が楽になり、周りを頼ることができるようになりました。 復職後も休職要因となった突発休を取らないといけない状況になりましたが、その時は周囲の人に伝えて、リカバリーを助けてもらうということを実践できました。

これからリワークを検討している方へ

自分も含め複数回休職している人がリワークには多かったです。

実際、私も2回目の休職になったときに「何か対策をしないといけない」とようやく思いましたが、1回目の休職から復職したときは、まさか自分が2回目の休職をするなんて思ってもいませんでしたから。

ですから1回目の休職でもリワークに来た方がいいなって思います。
リワークをやっていたら再発することもないと思うので、ぜひ参加してみてください。