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復職体験記

【復職体験記】リワークで自分の意見を伝え、仲間から意見をもらうプロセスが視野を広げてくれた

ベスリ・リワーク大阪復職体験記

仕事の抱え込みやミスへの自責感から2回目の休職となったSさんに、ベスリのリワークを利用して復職された体験についてお伺いしました。

リワークに参加したきっかけ

私は2回目の休職で、会社の保健師さんからリワークを勧められました。

1回目の休職は、異なる上司から次々と仕事を振られ、それをさばききれず、成果を出そうと空回りしてしまった結果でした。
体調が戻って復職し、その後5年間働いていましたが、今回は相談せずに一人で仕事を抱え込み、ミスに強い責任を感じてしまい、再び休職することになりました。

体調が落ち着いて復職を考え始めた頃、保健師さんからリワークの話がありました。

正直、最初は唐突であまり乗り気ではありませんでした。
でも、説明会でプログラム内容や毎日通所してみっちり取り組むことを聞いて、リワークへ通うことを決心しました。

負のスパイラルを断ち切るヒント

講義やグループワークを通して、自分の考えが固まっていることや、他人にも自分にも「こうあるべき」という思いが強いことに気づきました。

その結果、自分で自分を追い詰めるという負のスパイラルに陥っていました。

また、「自分はいつもこうなる」「あの人はいつも間違える」といった“いつも”という思い込みもありました。しかし、認知行動療法の講義を受けてからは、「本当にいつもそうなのか?」と立ち止まって考えられるようになり、物事を別の角度から見る習慣が身につきました。

今では、モヤモヤしたときに視点を変えて考えることで、気持ちが落ち着き、心にゆとりを持てるようになっています。

再発防止策のプログラムを通して得たもの

再発防止策を作る過程では、「自分だけで作っているんじゃない」という感覚が私にとってとても印象に残っています。

発表の場で、同じ休職経験を持つ仲間から意見をもらうことで視野が広がり、人からどう見えているかを知ることで、自分を客観的に見られるようになりました。

さらに、自分が意見をもらうだけでなく、他の人の発表に対して真剣に意見を考えるプロセスも貴重な経験でした。こうしたやり取りは、伝え方の工夫や自分自身の気づきにつながり、ここでしか得られないものだと思います。
同じ休職経験を持つ仲間からの意見は受け止めやすく、心理師さんとのマンツーマンだけでは得られない学びだったと思います。

この先、仕事について意見をもらうことはあっても、自分の考え方や行動について意見をもらう機会はほとんどないだろうと思うと、本当に貴重な機会だったと感じています。

復職後の心構えと焦りとの向き合い方

復職してからは、講義で聞いた「復職した立場の人として会社に戻る」という言葉が、よく頭に浮かびます。
自分より少し年下の方が先に昇進したとき、休職による遅れを感じて焦りそうになることもありますが、「自分は復職した立場なのだから、比べるのは違う」と思えるようになりました。

1回目の復職時は「取り戻さなきゃ」「迷惑をかけた分頑張らなきゃ」と焦りが大きかったのですが、今は「自分は復職した立場の人間だから」と考えることで、落ち着いて仕事に向き合えています。これが、1回目の復職時との大きな違いだと思います。

この言葉は、焦らずに仕事を進めるための支えになり、他人と比べそうになったときに思いとどまらせてくれる大事な言葉です。

リワークを検討中の方へ

今は情報がたくさんあるので、ネットやAIを使えば自己分析や再休職しないための対策は一人でもある程度できると思います。

しかし、私にとって大きな学びとなったのは、グループワークを通して得られた経験でした。これは、AIや一人で考えるだけでは決して得られないものです。
特に再発防止策の作成で、自分の意見を伝え、仲間から意見をもらうプロセスは、視野を広げるだけでなく、相手の立場に立って考える力を養うきっかけになりました。この経験は、今の仕事にも活かされています。

こうした学びは、ビジネスパーソンに特化したリワークだからこそ得られたものだと思います。だからこそ、休職という機会を活かしてリワークに通い、視野を広げた自分になって復職することを、強くおすすめします。

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