今回はリーダー職でご勤務されていたTさんです。
周囲の期待を裏切りたくないという強い思いから、これまで上手くいっていた「自分が何とかして乗り切る」というやり方を続けたことで、業務量の負荷が強くなり休職。
復職の準備のために参加されたリワークでのこと、そして現在のお話を伺いました。
業務を意識してリワークに参加
産業医に勧められて「一体何をするのかな」という状態で説明会に来ました。
リワークというのは心のケアだけだと思っていたが、ベスリのリワークはもっとビジネス寄り、働けるようになるためにという階層のプログラムがあるという話だったのでやる意味を感じられて参加をしました。
自分の考え方のクセに気づいた
リワークで過ごす中で、自分の考えのクセがあることを感じました。
リーダーという立場として成果を上げるためには、担当が何を考えているかを把握して、「みんなでやらないといけない」ことを分かっていたはずでした。
しかし、自分の考えに固執し集中してしまうことや、自分のやり方が正しいから何とかしないと、とやりこんで自分を追い込んでしまったことをリワークに参加して改めて認識しました。
きっかけは講義の内容はもちろんですが、一番は再発防止策の発表です。
再発防止策の発表のフィードバックでいろんな意見を聞かせてもらったことで気づきをもらうことができました。
専門知識があるスタッフの人はもちろんだけど、年齢も業種も幅の広い仲間から様々な意見をもらったことがよかったです。
会社だと立場もあったりするので聞けないことがありますが、リワークの中だとそんなこと気にせずに意見を言える環境にありました。
そんな学びや得るものも大きい再発防止策でしたが、リワークの中で大変だったことも再発防止策の発表です。
毎回資料作成をして、発表をするのはやはり大変でした。
※利用期間中、再発防止策の発表を実施いただいています。
今のチームがこれからもっとよいチームになる予感
復職した今は「それぞれの考え方」や「リーダーシップ」について改めて考えながら仕事ができています。
休職前は自分のやり方で進めていましたが、復職後はみんなそれぞれの思いや立場があるのでそれぞれを尊重してまとめていくことが大事だと思って仕事に取り組んでいます。
取り組みを始めて間もないので上手くいっているかの判断はできていませんが、自分自身も楽になるし、チームのみんなも自分で考えるようになってくれました。
これからもっとよいチームになるのではないかという予感があり、前向きな気持ちで取り組めています。
復職に向けてどうしようか考えていたら
あったかい水から冷たい水に行くとびっくりしちゃうように、休職後自分では治ったと思ってそのまま復職すると、思いもよらなかったギャップに驚くことや思うようにはいかないことも多いと思います。
リワークは仕事の責任はないけど、仲間と意見を言ったりいろんなことをできる場所なので、いきなり復職するよりも気持ちの準備をできる場として参加するとよいと思います。
リワークをご検討の方はいつでもお気軽にお問い合わせください。
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