東京:03-5577-6452大阪:06-6732-8172お問い合わせ
プログラム紹介

感情コントロール~感情と友達になる付き合い方~

恐怖、心配、悲しみ、怒り、憂うつ、安心、楽しい・・・私たちは様々な感情を経験しながら生きています。
私たち、ヒトは感情豊かな生物ですが、ときには過剰な恐怖、消えない心配、癒されることのない悲しみ、といったように感情に圧倒されるような体験をします。
そうすると、感情が大きな苦しみの原因のように感じてしまいます。

そこで、ベスリのリワークでは感情と上手に付き合いながら働き続けられるように「感情コントロール」と題して、公認心理師・臨床心理士が講義を行っています。

この記事では、「感情コントロール」の講義の概要を紹介しています。

講義「感情コントロール」の概要

感情は身を守るためのサイン

ベスリのリワーク、感情コントロールの資料
講義スライドの抜粋①:感情はサインを送っている

私たちは恐怖のような特にしばしばネガティブだと認識される感情に対して、やっかいで困ったものだと思いがちです。
しかし、恐怖を感じるからこそ危険な行為を未然に防ぐことができ、感情は私たちを守るために備わっているのです。
講義では最初に「いらない感情はない」と説明しています。

ただし、そうはいっても、感情はときにはやっかいなものです。
例えば、以前は恐怖に感じなかったものにまである日恐怖を感じたり、忘れていたはずのつらい想い出が何らかのきっかけで急によみがえり悲しみから離れなくなったりします。

感情に振り回されずに上手に付き合っていくための、私たちができる考え方や行動の仕方を、心理学の知見を取り入れながら講義で紹介しています。

アンガーマネジメント

リワークプログラム、アンガーマネジメント
講義スライドの抜粋②:怒りは二次感情

問題となりやすい感情の1つ、「怒り」との上手な付き合い方を紹介しています。

「怒り」は二次感情と呼ばれており、「怒り」の裏には傷ついた悲しみや恐怖が隠れています。
まずは「怒り」に隠された感情を認めてみると、「怒り」は落ち着きやすくなります。
そして、「怒り」の状態でそのまま伝えるのではなく、「悲しかった」「傷ついた」など悲しみに基づいた伝え方をすることで、相手との摩擦も少なくなります。

そのほかのアンガーマネジメントのテクニック、いわゆる「怒り」との付き合い方のコツも講義ではお伝えしています。

感情への対処

ベスリのリワーク、感情コントロールの資料
講義スライドの抜粋③:感情への対処法

怒り以外でもつらい感情を覚えたときに使える対処法をいくつか紹介しています。
そのうちの1つが認知的再評価です。
認知的再評価は感情を喚起させている思考に気づき、新しい見方や解釈を加える方法です。
認知的再評価をするときのポイントは、不快な感情を直接変えようとせずに、背景にある自分自身の考え方に意識を向けることです。
自分の頭の中だけではうまくできないという人は、出来事と感情と思考を一旦紙に書き出したり、誰かに話しながら行うとより効果を感じやすいでしょう!

リワークで「感情コントロール」を学ぶ意義

様々な感情が職場でも出てきますが、状況に応じて上手に付き合わないといけません。
感情のまま行動しても、抑えすぎても、人間関係、自分の心の健康にとってよくありません。
リワークで感情との付き合い方を見つめなおすことで、復職後は休職前より気持ちよく働けることを期待しています。

執筆者 星野 文弥

臨床心理士、公認心理師、EMDR Weekend2修了
EAP、ひきこもり支援センター、精神科病院などで臨床経験を積んだのち、ベスリ・リワーク大阪に勤務。臨床経験や心理学の専門知識を最大限にどう還元するかをモットーに、休職者のメンタルヘルス向上に努めている。