ベスリのリワークでは、月に数人新規のクルー(通所者)がお見えになります。
初めて参加する方がいる日は、東京・大阪のクルー・キャスト(スタッフ)総出で自己紹介から始めます。
この記事は、リワークでの自己紹介の場面を紹介すると同時に、自己紹介に関する考察を深められる内容となっています。
毎回変わるテーマで新しい視点を
自己紹介のテーマは毎回違います。
梅雨入り直後は「雨の好きな所」というテーマでお話していただきました。

梅雨の時期は「湿気で髪がまとまらない…」「じめじめして嫌…」などのイメージが持たれやすいですが、「雨の好きな所」を題材とすることでポジティブな側面を見つける練習にもなります。
実際に「お気に入りの傘をさせる」、「雨音がやすらぐ」などのポジティブな言葉がクルーから聞かれました。
自己紹介は“自分を知る”ツール
自己紹介という、誰もが何度も経験していることであっても、普段は思いつかないことを考えるツールとなりえます。
当センターでは自己紹介でも工夫をくわえることで、普段の自分には持ちにくい視点で物事を考えていただく時間を提供しています。
リワークに通所することで、自分自身の新たな側面を見出してほしいと考えています。
会話のきっかけにもなるテーマ
自己紹介では、他にも「おすすめのスポット」「最近食べたおいしかったもの」などをテーマに挙げることがあります。
お互いに聴いた情報から「行ってみたい」「食べてみようかな?」など、その後の会話がひろがり、親しみが増すケースもたくさん見てきました。
「会話の導入が苦手」と思っている方も、最初の自己紹介で挙げたテーマから話をひろげてみてはいかがでしょうか?